「〜著作権の関係で割愛♪〜」 今、明日香先輩がコ○クロの『ここにしか○かない花』を熱唱している。 何故か旅館の地下一階にあったカラオケボックスに俺は居る。 このカラオケは百点満点方式になっていて、一番点数の高かった人には豪華な賞品があるらしいのだ。 因みに明日香先輩はその勝負の対象から外れている。 明日香先輩曰く、「私が出たら勝負にならないでしょ?」だそうだ。 確かにその意見には賛成だ。 何故ならここまで明日香先輩の歌った曲全てで百点を叩き出しているのだ。 そしてこの曲も当然の如く百点。 最早神の領域だ。 「次、誰歌う〜?」 「じゃあ、私歌います〜」 と、アリス先輩が選んだのはアニメのED曲にもなった小倉○子の曲。 「〜割愛♪〜」 なんというか、アリス先輩らしい、のほほんとした声だ。(※注 想像して下さい) 「只今の得点――九十三点――」 「あ〜ん、海斗くんに負けちゃった〜」 これで歌っていないのはあと一人。 歌っていないのは・・・・・・、 「さあ、あとはエリちゃんだけよ♪」 そう、俺。 因みに、今までの最高得点は海斗先輩の九十六点。 俺は、W○Tのデビュー曲を歌おうと思ってたのに、 「エリちゃん、これ歌ってね♪」 と、勝手に明日香先輩に入れられてしまった。 流れてきたイントロは、ニッキ・かっちゃん・ヒガシで構成されている人気グループのデビュー曲。 同じデビュー曲でもこっちは、ちと古くないスか? 「さあ、歌うのよ!」 しょうがない、断ったら酷い目に遭いそうだし。 「〜例によって割愛♪〜」 ノリの良いこの曲は、実は俺の好きな曲の一つだ。 「知ってるわよ、だから入れたの」 人が歌ってる時に心を読まないで下さい! 「その分じゃ余裕みたいね」 みんなの頭の上に?マークが出ているのが良く分かる。 まぁ無理もない。端から見れば明日香先輩の独り言だ。 明日香先輩に邪魔されながらもなんとか歌い終わった。 さて、一体何点でしょうか? この後、「仮面舞踏○」を全力で歌ったことを本気で後悔するなんて・・・・・・、 この時の俺は知る由もなかった。 ←back index Novel top next→ |