「は〜疲れた〜」 今は解散して家の中。今日はもうのんびりしたい。・・・・・・のだが、 「御宅ら何やってんの?」 何故か俺の家にはマイと結城姉妹の三名が。 「ここが、絵里菜くんの家・・・・・・」 「「広いですね〜」」 「で、何で居るの?」 因みにマイが俺のことを名前で呼んでいるのは、俺が頼んだからだ。 「なんか来たくなっちゃって。邪魔だったかな?」 「「え〜邪魔なんですか〜?」」 「帰ってくれ」と言いたい所だけど、 「別に大丈夫だよ」 そんな顔で言われたらそう言うしかない。 その後、「「トランプしませんか?」」と言う双子のその一言で、俺たちはトランプをすることになった。 しかし、双子ってのはここまで被るものなのだろうか。 そんな事を思いながらもトランプ大会が始まった。 何故、ただのトランプが大会に発展したかと言うと・・・・・・、 ――十分前―― 「こんばんは〜! あれ? みんなで何してるんですか? えっトランプ!? じゃあ負けた人が勝った人の言う事を聞くってことでトランプ大会開催!」 ――と言う香澄ちゃんのハイテンション且つ強引な乱入で実現した。 最初にしたのはババ抜き。 この勝負は結城姉妹がとてつもなく弱く、二人の一騎打ち。 「えいっ! あ〜またババだ〜」 これで一騎打ち開始から十六回目。 結局一回やっただけで一時間。 「なんかおなかすいたね〜」 香澄ちゃんの一言でみんなの視線が俺に突き刺さる。 やっぱり俺が作るんだ・・・・・・。 めんどくさいので、御飯と野菜炒めと味噌汁を作って出した。 因みにこんなに食器があるのは明日香先輩が、「入部祝いにこれあげる♪」ともらった物が大量の食器だったからだ。 「「「「おいし〜」」」」 大量の食事を作るのは疲れる。しかし、前にも言ったが、「おいしい」と言われるのは悪くない気分だ。それにしても、今日はほんとに疲れた。 「来てもらってるとこ悪いんだけど、ちょっと休ませてもらっていいかな?」 「あっどうぞ、ここは絵里菜くんの家なんだから」 「じゃあ遠慮なく」 そう言って俺はベッドに横になり、直ぐに眠りに入った。 ←back index Novel top next→ |