2000Hitを読む前の注意

2000Hit記念は1000Hitからの続きなので、まだ読んでいない人は1000Hitからお読みください。

それでは2000Hit記念です。


――竜馬を見つけてから五分が経過した。

別に見逃したわけじゃない。

今もなお、追いかけている。追いかけているのだが・・・・・・。

「り、竜馬、速、あ〜、畜生、追いつけねぇ・・・・・・」

「え、エリ、速いな。引き離せない・・・・・・」

彼此五分間追いかけ続けているが、一向に距離が縮まる気配はない。

そろそろ竜馬も限界のはずなんだけどな・・・・・・。

ここで諦めれば、楽かもしれない。けど!

「うお〜、竜馬〜」

諦めたくない!

俺は、力を振り絞って竜馬を追い、ついにその体を拘束した。

「あ〜、エリ、速いな〜。あ〜、もう無理」

「や、やっと捕まえた・・・・・・。つ、疲れた・・・・・・」

俺は、思わずその場に大の字に倒れこんだ。

「でも、まだ先輩たちが残ってるだろ?」

そ、そうだった・・・・・・。竜馬でこれだけ苦戦してるのに、先輩たち捕まえられるかな?

「う〜ん、ちょっと無理じゃないかな♪」

「やっぱりそうですよね〜、って明日香先輩!」

何で明日香先輩が、俺の目の前に。

俺は、明日香先輩に覗き込まれていた。

「エリちゃん、どうしたかな〜、と思って見に来たら、バテてるんだもん。リタイアする?」

「あ〜、体力的にはそうしたいんけど、もう少し頑張ってみます」

ってあれ? もしかして・・・・・・。

「そう、じゃあ頑張ってね、エリちゃん♪ ・・・・・・どうして私の足を掴んでるの?」

「明日香先輩、捕まえました」

「え〜!? エリちゃん、ずるい!」

「勝負は時として非情なものです」

これであとは、海斗先輩とユエ先輩だけ。

「エリちゃん、ずるい・・・・・・」

なんか明日香先輩がブツブツ言ってるけど、この際無視だ。

あと二人、早く見つけないと。

「あ! 海斗先輩! 見つけた!」

「しまった! 逃げなきゃ!」

そういうと海斗先輩は人気の少ない山の方へ入っていった。

俺は急いで追いかけた。

――山中にて――

「ど、何処行った?」

「ここだよ、絵里菜くん」

「やっと来たな、龍宮」

 

そこには、海斗先輩とユエ先輩が立っていた。

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あとがき

はい! 2000Hit達成です。舞台は1000Hitの後半戦・・・・・・だったんですけど。

また続いちゃいました。

続きは3000Hitの時・・・・・・じゃあ、待たせ過ぎですか?

要望があれば3000Hitを待たずして更新します。

一応書き終わっているので。

ではでは〜♪