「麗那が・・・・・・ブツブツ・・・・・・ん? あ! 朝になっちゃった」

現在時刻――八時三十分。

寝てね〜。しかもみんなまだ寝てるし。

とりあえず朝食を取りに一階へ・・・・・・。――と、

「あ、龍宮さん。おはようございます」

ルナちゃんはもう起きてたんだ。

というわけでルナちゃんと一緒に一階へ・・・・・・。

一階に下りるとそこには既に明日香先輩がいた。――刹那、

「わ〜♪ ルナちゃんだ〜♪」

明日香先輩はルナちゃんを見るや否や飛び掛かった。

「やめろ、明日香」

そこへすかさずユエ先輩が立ちはだかった。

その姿は、まるで魔物から姫を守る騎士のようだ。

「エリちゃ〜ん、誰が魔物なのかな〜♪」

やば、読まれた。

「いやいや、比喩です、比喩。気にしないで下さい」

「とりあえず朝食にしよう。龍宮、二〇四の人たちを起こしてきてくれ」

「は〜い」

「あ! こらっ! 逃げるな〜!」

俺は明日香先輩に捕まらない様に、さっさとその場を立ち去った。

そしてここは二〇四号室。

「お〜い、みんな起きろ〜」

「はひ。絵里菜君おはにょ」

いや、香澄ちゃん、あんたまだ寝てるから。

「「おはようございます」」

「絵里菜君、おはよう」

よし、みんな起きたな。一人寝惚けてるのがいるけど。

「朝食だってさ、みんな下行くよ」

「「「「は〜い」」」」

兎にも角にも一階へ戻り、みんなで朝食を取った。

「御馳走様でした。さて今日は最終日だから、十二時まで自由時間にしようか?」

と、明日香先輩が言った。いつもながら物凄い食事スピードだ。

自由時間か・・・・・・。じゃあそれまで仮眠でも。

「御馳走様でした、っと。さて、寝よ」

「絵里菜くん、ちょっと散歩でもしない?」

マイが声をかけてきた。

「え? いや、俺は部屋に戻って、寝・・・・・・」

「よ〜し、散歩行くぞ〜。乙姫〜!」

「寝る」と言おうと思ったところに辰哉が現れた。

俺はそのまま、どらごんちーむに連行された。

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